半田ゴテで焼印!食品・革・木材への焼印用の電気式はんだごて

焼印用のはんだごて

焼印用の半田ごてはどれを選べばいいんでしょうか?

電気式の焼印で使用する半田ごては、デザイン(印面)のサイズに合わせて選ぶ必要がございます。焼印自体のサイズが大きくなると、その分半田ごての容量(ワット数)も大きなものにする必要があります。

ワット数の小さい半田ごてだと、大きなサイズの焼印の場合は全体をまんべんなく温めることができないため、きれいに焼印加工をすることができません。

今回は、半田ごての種類や焼印のサイズに合わせた選び方などをご紹介させていただきます。

焼印用の半田ごての種類

焼印用のハンダゴテ

焼印加工で使う半田ごては、基本的に下記の5つのワット数のものを利用します。焼印の印面サイズに合わせて選ぶ必要があります。

半田ごて 焼印のサイズ
60W半田ごて 20mm×20mm以内
100W半田ごて 30mm×40mm以内
150W半田ごて 40mm×50mm以内
200W半田ごて 50mm×60mm以内
300W半田ごて 70mm×70mm以内

上記の表は参考のサイズとなりますので、焼印をする素材やデザインの細かさなどで半田ごての容量を大きくした方がいい場合もございます。

いろいろなサイズの焼印を使うという場合は、300W一つあれば、すべてのサイズの焼印で利用できるのでお勧めです。

もし70mm×70mm以上の大きなサイズの焼印を製作する場合は、直火で温めるか、300W半田ごてを2本セットして焼印をする必要があります。ただし、半田ごて2本をセットする場合は、重量もかなり重くなってくるので、取り回しが難しくなります。

革にはんだごてで焼印

革・レザーに焼印をする場合は、あえて容量の小さな半田ごてを使うのもおすすめです。革は焦げやすいので、例えば30mm角のデザインで、100W半田ごてをそのまま使うとかなり焦げ色が濃くなってしまいます。ですので、あえて60W半田ごてを使って温度の上がりすぎを防ぐという使い方もできます。

 

ハンダゴテは故障したりしませんか?

半田ごてについては、1回の使用時間が1時間以上となるとヒーターの断線などが起きやすくなります。ですので、連続した焼印加工であってもできるだけ1時間で一度作業を止め、少し休ませてから再開するようにしてください。

半田ごては消耗品となりますので、保証などもございません。長く使っていると劣化によりヒーターが断線して使えなくなります。その場合は新しく買い替えるか、ヒーターの交換で再度利用が可能になります。

半田ごてを長時間つかったり、電源を切らずに待機させておく時間が長くなるような場合は、電圧を調節するパワーコントローラーをご利用いただくと、半田ごての寿命も長くなります。

焼印用のパワーコントローラー

半田ごての電圧を下げることで温度も下がりますので、ヒーターへの負荷も軽減されます。飲食店や食品工場で、焼印加工をする素材の出来上がり待ちで半田ごてを待機させる必要がある場合は、是非パワーコントローラーをご利用ください。

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