熱々に熱した焼印は、木材や食品にロゴなどのマークを付けることができます。そんなアツアツの焼印ですが、すぐに冷ましたい!ということも。
そこで、今回は「冷やす」という事のみにフォーカスして、氷を使って焼印を冷ます実験をしてみました。
まずは、バーナーを使って真鍮製のオリジナル焼印を熱々にします。今回は実験なので、バーナーを使っていますが、火の温度が1000℃を超えるので、真鍮製の焼印の場合は基本的には使いません。
では熱々になったところで、焼印を氷の上にのせてどうなるかをチェック。
当たり前ですが、すごい勢いで蒸気が立ち上り、ブロックの氷がみるみる溶けていきます。だんだん蒸気がでなくなり、氷の溶けるスピードも落ちていき、沈み込むのが止まったら完了です。
見た感じは完全に冷えているように見えますが、半田ごて焼印を差し込む軸はまだ熱さが残っているので、軸の部分も氷についてすべて冷やすようにします。
焼印も軸も冷えたら取り出して、どれくらい冷えたか確認してみます。
恐る恐るですが触ってみると、キンキンに冷えた焼印になっていました。
氷に乗せていた時間で言うと、約10秒適度になります。なので焼印を急いで冷ますという事だけであれば、かなり急速に冷やすことができます。
ただし、真鍮は金属の中では柔らかい方になるので、今回のように氷にのせたり、水に浸けるといったことをすると、変形してしまう恐れがあるので、実際は控えていただいた方がよいです。
焼印の冷まし方やお手入れ方法については下記の記事でご紹介しています。

焼印加工をした後の冷まし方や焼印のお手入れ方法
素材への焼き付け加工をした後ってどうしたらいいの?という疑問があるかもしれません。焼印を使った後の冷まし方やお手入れ方法などについてご紹介したいと思います。