
麺棒やコルク栓のような局面にも焼印を綺麗に付けることはできますか?
こちらもよくいただくご質問ですが、結論から言うと、意外と局面であってもきれいに焼印を入れることは可能です。
今回は曲面への焼印についてご紹介させていただきます。
焼印ができる曲面について
平らな面以外に、曲面への焼印が可能ですが、条件がございます。
食品や革のような柔らかく弾力のあるものであれば、おおよその曲面への焼き付けは可能になります。素材に弾力性があると、焼印の印面をしっかりと押し付けることができるので、立体的な湾曲であっても焼印加工が可能になります。
フルーツなどの表面は様々な湾曲をしていますが、柔らかさがあるので写真のように綺麗に焼印が入ります。
食品以外であれば、コルク素材のモノにも焼印加工はやりやすいです。
コルクは程よい弾力があるので、印面をしっかり押し付けることができます。だだ、焦げやすい性質もあるので、押し付けすぎには注意が必要です。
柔らかさがない木材の曲面への焼印はというと、こちらも意外と綺麗に入ります。
焼印のサイズにもよりますが、麺棒や木製の持ち手など、円柱形の木材でも綺麗に焼印は入ります。コツとしては、印面を下から上に曲面に合わせて押し当てていく事です。まっすぐ垂直に押し付けると印面全体を綺麗に捺しあてることができないので、曲面に合わせてなぞるように押し付けるのが成功の秘訣です。
こちらはせいろに焼印をしたものですが、きれいに焼き目が入ります。木材のような硬い素材の場合は、曲面は円柱形のものに限り焼印加工が可能となります。
球体のような立体的なものについては、印面全体を球面に合わせて押し付けるのがかなり難しくなります。小さなサイズの焼印であればまだ可能ですが、曲面に対して大きくなると難しくなります。
木製の球面に焼印をする場合は、球体の直径が統一されたものであれば、焼印自体に球面と同じ湾曲をつけて製作することも可能です。
当店ではご希望があれば、球面用や円柱、円錐など製品の曲面に合わせたオリジナルの焼印製作も可能です。曲面のある規格が同じ木製品に焼印をしたいという場合は、是非一度ご相談下さい。