どら焼きや卵焼きなどの食品に焼印加工をする方も多いのですが、中にはとっても溶けやすいチーズやチョコレートに焼印をしたいという方もおられます。
そこで、今回はそんな溶けやすいチョコなどに、焼印をしたらどうなるのかをご紹介したいと思います。
まずチョコレートは何度で溶けるのか?調べてみると、なんと約30℃ぐらいから溶け出してしまうという事です。なので、電気式でも直火式でも極力温度をあげないようにする必要があります。
というより、いろいろな素材に焼印をするように温度を上げてしまうと、チョコへの焼印はできないという事です。今回は電気式焼印で試しています。
パワーコントローラーで温度をできるだけ下げてチョコに焼印をしてみましたが、チョコが溶けて型は入るけれども、いい感じに仕上げるのはなかなか困難です。
溶けたチョコが盛り上がって、縁の部分が歪になってしまいます。型押しとしてはしっかり入っているので、縁の部分を綺麗にすることができれば、いい感じになるかと思います。
次にこちらも溶けやすい食品の一つ、チーズへの焼印をご紹介。
チーズは溶けもしますが、焦げることもあるので、焼印もできるんじゃないかと思いますが、やはり難しかったですね。焦げる前にドロドロに溶けてしまうので、格好いい焼印の入ったチーズにはなりませんでした。
先ほどのチョコとおんなじで、焼印を押し付けたところが溶けて、縁が盛り上がってしまっています。焼印というより、型押しになりました。
上記の写真は、パワーコントローラーを使わず電気式焼印でそのまま焼印加工してみたので、パワーコントローラーを使って温度を下げれば、型押しとしてはもう少しきれいに入るかと思います。
ただ、どちらにしても、チョコやチーズのような溶けやすい食品への焼印においては、難しいという事になります。焼印加工は素材によって出来るできないがあったり、その他の要因で焼印ができない・失敗してしまう場合もございます。

焼印をしてみたい素材が、焦げ目を入れて焼印加工ができるか不安という場合は、是非試し押しサービスなどをご利用ください。
