円柱や球体などの曲面に焼印はできますか?

曲面への焼印

円柱のような湾曲した面に焼印加工をすることはできますか?

焼印をする素材においては、平らなものばかりではないですよね。湾曲していたり、凹凸があったりと、素材によって焼き付ける面の状況は様々。

そこで、今回は円柱などの湾曲した面に焼印をする方法をご紹介します。

木材への焼印

円柱への焼印

印面が平らな焼印の場合は、木材のような硬い素材においては球面への焼き付けはできません。球面をなぞるように焼印を押し付けても、接地する部分が少ないため、上手く全体を焼き付けることができません。

めん棒や太鼓のバチのような円柱であれば、曲面をなぞるように押し付けることで焼き付けが可能です。ですが、印面をしっかり素材に押し当ててなぞらせる必要があるので、難易度は少し高めです。

曲面仕上げの焼印

素材の寸法が同じものに焼き付けるのであれば、曲面のカーブに合わせて焼印自体もアールを付けて作ることが可能です。この特注仕様の焼印であれば、まっすぐ押し付けることできれいに焼目をつけることが可能です。

特注仕様の焼印

上記の写真のように、素材の寸法が変わらないものであれば、曲面で勾配が付いたような素材でも、それに合わせて特注の焼印を作ることで安定した仕上がりの焼印加工が可能になります。

食品への焼印の場合

曲面への焼印(食品)

食品においては基本的に柔らかさがあるので、通常仕様の印面が平らな焼印での焼き付け加工が可能です。曲面に合わせて少し押し込むようにして焼き付けることで、焼目を入れることができます。

食品の場合は、曲面の寸法などがすべて統一させることが難しいため、平らな印面の焼印を利用しますが、工場などで正確な寸法で製造される場合であれば、その形状に合わせて特注仕様の焼印を製作し、焼き付け加工をすることも可能です。

写真などを公開することはできませんが、大手食品会社様や食品工場様にて商品の形状に合わせた特注焼印を導入した実績もございます。

特殊な形状の焼印を作りたいという場合は、お気軽にご相談下さい。

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