オリジナル焼印の製作可能な大きさはどれくらい?

大きな焼印

巨大なサイズの焼印を作りたいのですが、どれくらいまでの大きさなら製作できますか?

このご相談もよくあるのですが、焼印の製作自体であれば上限サイズというのはございません。ただし一定サイズを超える大きさの場合は耐久性の兼ね合いにより分厚くなり、かなりの重さになります。

今回は大きな焼印についてご紹介させていただきます。

オリジナル焼印のサイズと重さ

最初にも言いましたが、焼印の製作においてはご希望があればどんなサイズでも製作可能ですが、その分重量がどんどん重たくなってきます。

焼印の重さ

基本的な焼印のサイズですが、土台の分が約7mm、デザインの彫りが約3mmとなり、あとは縦横のサイズで焼印1つの重さが決まります。

仮に真鍮製の焼印で、縦30mm×横30mmと縦70mm×横70mmのおおよその重さについては、それぞれ、約80gと約430gになります。

焼印の重さについて

このサイズ違いでかなり重さにも違いが出てきます。ですので、特大サイズとなると正直かなりの重さになります。特に大きなサイズにする場合は、熱膨張を防ぐために土台の厚みも分厚くする必要が出てきます。

通常なら土台は7mmですが、例えば200mm×100mmなら土台が20mmほどになります。そうなると重さはなんと・・・約4,000g!約4キロもの重さになってきます。こうなると焼印するために持っているだけでも大変です。

重たい焼印

通常の焼印であれば持ち手は1本なのですが、大きくなると重さもあり焼印用の持ち手は2本にする必要があります。両手で持ってやっと焼印ができる重さです。

また、大きなサイズになると印面全体をしっかり押し付けるのも難しくなります。素材自体も印面が当たる部分がちゃんと平らになっているかなどの問題も出てきます。

大きな焼印は上手く焼き付けができればかなりインパクトがありますが、その分加工自体の難易度がかなり高くなります。印面が大きいので、電機式では熱量が足りないため、直接火で炙る必要がありますが、全体をまんべんなく加熱しないと、温度差による焼きムラが起きたりもします。

多くの焼印製作会社が出しているサイズは、100mm×100mmまでぐらいのサイズになっています。これはそれ以上大きくすると焼き付け加工自体が難しくなるからです。

まとめ

大きなサイズの焼印は製作可能ですが、ご希望のサイズがどれくらいの重さになるか?どのような素材に焼き付けるのか?焼印加工をする場所は火を使えるのか?など、巨大な焼印の場合は気を付けるポイントがいくつかありますので、是非一度ご相談いただければと思います。

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