焼きごての使い方!きれいに焼印を押すコツをご紹介

焼きごての使い方

食品や木材に焼印加工をする際に使用する焼きごて。

最近は焼きごてとは言わず、直火式の焼印という言い方をすることも増えていますね。どちらも直接火で炙って印面を温め、素材に押し付けて焼印加工をする道具になります。

今回はそんな「焼きごて」の使い方についてご紹介させていただきます!

焼きごて

焼きごての持ち手棒

焼印本体の裏面に専用の持ち手棒を取り付けた焼印道具になります。持ち手の先がまっすぐになっているストレート型のものと、先がL字に曲がっている持ち手があります。

木材などの硬い素材に焼き付ける場合は、しっかり力をかけて押し付けることができるストレート型の持ち手がおすすめです。キレイに焼き付けるコツは、ハンコを押すように上下左右に均等に力を変えて印面全体を押し付けるようにしてみて下さい。

食品などの柔らかい素材への焼き付けの場合は、先が曲がったL字型の持ち手の焼きごてがおすすめとなります。パンやお菓子など、焼き上がった作業台にならんだ状態で、ポンポンっという感じで、押し付けるのではなく、なでつけるようにすることで、印面のデザイン部分のみを焼き付けることができます。

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焼きごてを熱する時間

焼きごての使い方と焼印を温める時間

どの素材に焼き付けるのかによっても焼印を熱する時間は異なります。革への焼き付けであれば温度が高すぎると焼焦げてしまって真っ黒になりますので、1分程度で十分です。木材や食品への焼き付けの場合は、印面の大きさにもよりますが、2~5分程度温めるようにしてください。

熱する時間で焦げ具合が変わってくるので、2分、3分と熱する時間ごとにテスト用の素材に焼き付けて、それぞれどれくらい焦げが入るかをチェックし、最適な温め時間を調べることが大切です。

焼きごての押し付け時間

焼印の押し付け時間

温める時間がおおよそわかったら、今度は焼きごてを素材に押し付ける長さもテストしてみて下さい。

同じ温め時間でも、素材に押し付ける時間が長くなると焦げ色も濃くなり、また焼にじみが起こりデザインが崩れてしまうことがあります。

温める時間を長くして、押し付ける時間を短くすれば焼にじみは起こりにくくなります。ただし温度が高くなるので、そもそもの焦げ色が濃くなる傾向になります。

焼きごての使い方

焼きごてを温めすぎた場合は、こんな感じで大量の煙が出て焦げすぎてしまうので注意してください。

また、温度が低かったり食品の素材によっては下記のように表面が焼印の印面に張り付いて取れてしまうこともあります。

焼ごてのコツと失敗

この剥がれの原因は温度不足と押し付け時間になります。このような状態になった場合は熱する時間を長くし、押し付ける時間を短くしてみて下さい。それでも焼き付いて取れてしまう場合は、表面に油を軽くつけてから焼き付けてみて下さい。

 

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