焼印での焼き付け加工は大昔からある、アナログな手法です。ですが、今現在でも現役の加工方法で、環境に配慮した取り組みとしてや手軽にロゴ入れ加工ができる方法として、多くの企業様やショップ様が取り入れています。
今回はそんな焼印のいいところをご紹介させていただきます。
焼印が環境に配慮している理由
●余分なゴミを出さない
焼印は、木材、革、布などの素材に直接加工するため、インクや接着剤、ラミネートなどの化学物質を使用しません。シールは台紙などのゴミが出てしまいますが、焼印であれば不要なゴミを出すことがありません。
また、シールや印刷の場合は、そのものを作る際に大量のインクや接着剤、プラスチックなどを使用するため、間接的に資源を多く使ってしまいます。
●加工した素材のリサイクルが容易
焼印で加工された素材は、化学処理されたものに比べてリサイクルが容易です。たとえば、シールや印刷された紙やプラスチックは分別が必要ですが、焼印はただ素材を焦がしているだけなので、リサイクルする際に特別な配慮が必要ない加工になります。
焼印を導入することでコスト削減につながる
●長期的に見て維持費などが低い
焼印は一度作成すれば何度でも使えるツールです。シールや印刷の場合、在庫管理がなくなればその都度再生産のコストが発生します。焼印であれば追加の材料費もかからず、初期費用以外のランニングコストがほとんどありません。
●在庫管理も容易
シールや印刷物は、デザインごとに在庫を持つ必要がありますが、焼印は1つあれば複数の素材に対応が可能です。そのため、シールなどを保管していた在庫スペースや管理コストが削減されます。
●1点から作れる
焼印は1点から製作可能なので、大量生産のリスクを軽減できます。印刷やシールでは、小ロットの場合にコストが割高になり、コストを抑えて大量生産した際にミスがあれば廃棄となり、そのまま損失となってしまいます。
シールや印刷から焼印に変えるメリット
●高級感や自然な風合いを出せる
焼印は素材自体の質感に違和感を与えることなく、自然な風合いで馴染み、高級感を演出したりすることができます。シールや印刷のような無機質な印象から、ぬくもりのある印象を与えることができます。
また、シールや印刷は剥がれたり、色褪せたりするしますが、焼印は温度変化や湿気などの経年劣化に強く耐久性が高いため、焼き付けた部分を長期維持できます。
どら焼きや回転焼きの中身を焼印でつけるといった使い方をされている方もおられます。アイデア次第でいろいろな使い方ができるのが焼印です。
まとめ
焼印は、環境への配慮が必要な現代社会において、シールや印刷に比べて廃棄物を出さず、自然素材を活かした加工方法です。また、初期費用はかかるものの、長期的なコスト削減やブランド価値の向上につながる点で非常に有効な手段といえます。
焼印をしたい素材に綺麗に焼き目が入るか心配という場合は、試し押しや焼印レンタルサービスがございますので、購入前に仕上がりなどを確認していただけます。

