名前の焼印などで使う文字の書体(フォント)で焼印のやりやすさは変わります

焼印がやりやすい書体

焼印を作る時の書体は、どれでも焼印のやりやすさは一緒ですか?

焼印製作においては基本的にどんな書体(フォント)でも製作が可能ですが、焼印加工をした際に仕上がりには書体によって違いが出てきます。

そこで今回は書体ごとに焼印のやりやすさなどをご紹介させていただきます。

ゴシック体や明朝体の焼印

焼印加工というのは印刷とは違い、押し付けた後に必ず多少の焼にじみが生じます。焼にじみの度合いは焼印する素材にもよります。

その焼にじみを考慮すると、文字の隙間が少ない書体は焼き付けが難しくなるという事です。ですので、できるだけ隙間の多いゴシック体の少し細めの書体が一番きれいに焼印が入る書体になります。

ゴシック体でも太くすればするほど、焼き付けた際に焼にじみでつぶれてしまう恐れが出てきます。

焼印のおすすめ書体

「焼印本舗」の文字であればかなり太目の書体でもある程度きれいに焼き付けができすが、「舗」の文字が太くすると目が詰まった感じになるので、焼にじみでつぶれてしまう可能性が高くなります。

明朝体は太目の文字でも比較的隙間が大きくて焼印がやりやすく思いますが、食品に焼き付ける場合は少し不向きになります。

焼印の書体を明朝体

明朝体は横の線が細くなるものが多く、また太めのフォントにしても横線は太くならない書体が多いです。

革や木材の場合は押し付けても素材に埋もれることがないのですが、食品の場合は線が細いと素材が柔らかいので押し付けたときにめり込んでしまってうまく焼き目が入らないことがあります。

明朝体で製作希望の場合は、できるだけ横線も太さがあるものを選ぶようにしてみて下さい。

手書き風・筆文字風の書体の焼印

木札などに利用する際によく希望されるのが、筆文字のような書体です。筆文字や手書き風の書体は見栄えは確かにいいのですが、焼き付ける場合はきれいに焼き付けるのが難しい書体になります。

手書き風のフォントの焼印

上記の例のように線が細めではっきりした書体の場合はきれいに焼き目が入りますが、目が詰まっているようなものやかすれがあるような書体の場合は、焼にじみで黒く焼つぶれてしまいます。

他にも極端に線が細い部分のある書体においても、上手く焼き付けるのが難しくなります

木札などの木材への焼印の場合は、焼き付ける温度と押し付け時間によっては目が詰まっている太い書体のものでも焼き付けができます。

木材に使える焼印の書体

少しわかりにくいですが、左上の焼印した木札は細かい部分もきれいに焼き付けができています。ですが、少し押し付け時間が長くなると、細かい白抜き部分が焼つぶれて真っ黒になってしまいます。

書体は祭のイメージに合うのですが、実際に焼き付けたときにキレイに読めない焼き付けになってしまうことがあるので、仕上がりを重視する場合は、白抜き部分が大きくなるような書体を選ぶようにしてください。

どの書体(フォント)を選べばいいのかわからないという場合は、お気軽にご相談下さい。

どのような素材に、どれくらいのサイズで焼印をしたいかなどをお聞かせいただければ、最適なフォントやサイズをご提案させていただきます。

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