焼印加工と言えば手にもって素材に押し付けるというイメージが強いかと思います。和菓子屋さんや某タルト屋さんなどのCMでも手に持った焼印で加工していますよね。
手にもって押し付けると、やはりまっすぐきれいに押し付けることが難しいのも現実。狙った位置に押し付けたつもりが少しずれていたり、まっすぐのつもりでも斜めになっていたり。
そこまでシビアに考えない場合であれば、手で持って焼印加工することは問題ないかと思います。何度かやっているうちにある程度は上手くなっていきます。
ですが、規格製品などに同じ位置に正確にきれいに焼き付けをする場合は、手で持っての焼印は非常に困難になります。
そこで登場するのが、ホットスタンプです。
安定したクオリティでの焼印ができるホットスタンプ
ホットスタンプは1℃単位で温度調節ができるので、素材に合わせて最適な温度で焼印加工が可能です。また、レバー操作で狙った位置に垂直に押し付けることができ、圧力も一定で押し付けられるので、焼印加工のクオリティが高く安定して行うことが可能です。
特に細かいデザインの焼き付けには、焦げすぎない温度に調整することで、きれいに焼印加工が可能です。
半田ごてや直火での焼印の場合は、髪の毛の部分や眼鏡の部分などが焼つぶれるのですが、ホットスタンプで温度を最適にすると、細かい部分もきれいに焼き付けができるようになります。上記の写真では、300℃程度で焼き付けを行っています。
それから、上記の写真のように素材を置く位置を同じにするための治具を用意することで、正確に同じ位置に焼印加工をすることが可能です。厚紙やコルクマット、ゴムマットなどが手軽に作れる治具の素材としてはおすすめです。
小さな素材や割れやすい素材への焼印でも大活躍
ホットスタンプはレバー操作で焼印をするので、上記の写真のような細いお箸への焼印などの場合でも、正確にきれいに焼き付けができます。
コルクマットをお箸の形にカットして簡易の治具を作成し、同じ位置に押し付けることができるようにしています。こうすることで、誰でも簡単にお箸のような細い素材や小さな素材へも焼印加工が可能になります。
その他に、強く押し付けると割れてしまうような素材にも使えます。
こちらはすぐに割れてしまう最中の皮への焼印になります。押し付けすぎるとすぐに割れてしまいますが、ホットスタンプであれば、押し付ける加減をレバー操作で微妙に調節できるので、ここまで綺麗な焼印加工が可能になります。
このようにホットスタンプがあれば、焼き付ける力加減や温度調節によって焦げ色の調整まで、細かく仕上がりを変えることができます。
クオリティの高い安定した焼印加工をご希望の場合は、是非ホットスタンプを使った焼印加工をご検討下さい。
ホットスタンプを使った焼印で疑問などがあれば、お気軽にご相談下さい。