金属製のアルファベット文字セットとホットスタンプがあれば、短いメッセージや記念日、お客様の名前など、いろいろなパターンでの焼印が可能です。
今回はアルファベット文字を使った焼印加工についてご紹介させていただきます。
文字の焼印ができる金属製のアルファベット
アルファベット文字と言っても、ロゴやキャラクーなどのオリジナル焼印と基本的には同じものになります。違いは1文字ずつ分かれていることと、専用の文字スロットにセット可能な土台となっていることです。
それから、アルファベットにはいろいろなフォントがありますが、基本的にはどのフォントでもオリジナルの文字セットを製作可能です。明朝体やゴシック体、san-serifなどパソコンに入っているフォントであれば、なんでもアルファベット文字にすることができます。
ヤフオクやアマゾンなどでもアルファベット焼印は販売されていますが、すべて既製品でフォントの種類や文字のサイズなどを選ぶことができません。自社のブランドに合わせたフォントで作れるのが完全オリジナルのアルファベット文字セットになります。
文字の大きさも自由に選べるので、小さくさりげなく名入れをしたり、ネームタグにイニシャルを大きく入れたりと、アイデアをそのまま実現可能です。
ちなみにですが、上記写真の笑顔のマークも文字の一つとして製作が可能です。A~Zまでのアルファベットに加えて、¥や$、@などの記号や数字もご希望のフォントで製作が可能です。
焼印用のアルファベット文字の価格
アルファベット文字の単価は、製作文字数によって1つあたりの単価は異なりますが、一文字あたりおおよそ1,000~1,500円程度になります。お客様の名前の名入れや短いメッセージを焼印する場合は、必要な文字数も多くなりますので、その分コストも上がっていきます。
例えばイニシャルで名入れをする場合は、ドット(.)を含めた最低40文字のセットが必要です。40文字のアルファベットセットで62,800円となります。また、フルネームでの名入れとなると、140文字セットが必要となり、こちらで158,000円になります。
文字数が多くなるとトータルコストは上がりますが、その分1文字当たりの単価は下がります。
アルファベット焼印用のホットスタンプ
ホットスタンプは卓上タイプの焼印や刻印加工ができる道具です。温度も細かく調整できるので、素材に合わせて最適な温度で焼印加工が可能になります。
革であれば200℃前後、木材であれば300℃前後といった感じで、それぞれの素材に合わせて、1℃から調整が可能です。
ホットスタンプは支柱があるため、奥行きはセンターから約8cmとなりますので、大きな素材の真ん中に焼印を入れることはできません。高さは最大15cmまで調整できるので、こちらはほとんどの素材で利用可能かと思います。
使い方もそれほど難しいものではなく、温度を設定し焼印をする素材をセットして、レバーを下ろすだけ。難しいポイントとしては、押し付ける力加減や押し付ける時間になります。
力を入れすぎると素材に余分なへこみをつけてしまったり、焼目がつぶれてしまうことがあります。また。押し付け時間が長すぎても、焼にじみが起きてしまいます。
素材に合わせた温度設定と押し加減がわかれば、上記の写真のように革や食品、木材などいろいろな素材へのアルファベット文字での焼印加工が可能になります。
また、ホットスタンプがあれば、焼印だけでなく、箔押加工にも利用できます。
アルファベット文字を使った名入れの焼印などをしたいけど、文字のフォントやサイズ、個数など何から決めればいいのかわからないという場合は、お気軽にご相談下さい。