焼印ができる素材ってどんなものがありますか?

焼印は、デザインを彫り込んだ金属を熱してそれを素材に焼き付ける加工になります。ですので、焦げる素材であれば基本的にどんなものでも焼印をすることができます。ですが、同じ素材でも焼目が入りやすかったり、入りにくかったりということがあります。

ここでは焼印加工できる代表的な素材についてご紹介させていただきます。

食品・食材への焼印

食品や食材への焼印

最近はブランディングの一環として、お菓子やパンなどの食品への焼印で他店との差別化を図るお店が増えてきております。特に食パンなどは見た目が同じものなので、お店のロゴなどを焼き付けることで、お店の認知度アップにもつながります。

その他にも記念品として、どら焼きに会社のロゴや学校の校章などを焼き付けてプレゼントにするといった使い方も増えています。

食品への焼印は比較的加工がしやすいですが、素材によっては細かいデザインだと焼き付けた際に焼つぶれてしまうこともあるので、デザインはあまり細かくなくシンプルなものがおすすめです。

木材への焼印

木材や木工製品への焼印

綺麗に焼印が入りやすいのが木材です。木材は食品に比べて焼にじみなどが起きにくいので、細かいデザインでも比較的きれいに焼き付けが可能です。

焼印加工がやりやすいのは間違いないのですが、押し付ける面が水平(平ら)になっていないと焼印の印面がしっかり木材に接地せず、きれいに焼き付けができない場合があります。その点については、食品よりシビアになります。

また、木製の家具の場合は表面を塗料や仕上げ材でコーティングしている場合がありますが、その場合は、熱がしっかり伝わらず、焼目が入りにくい場合もあります。

革・レザーへの焼印

革やレザーへの焼印

革・レザーについては、焼目が入りやすいのですが、温度が高すぎると真っ黒に焦げてしまうので、温度管理が大切です。革製品二焼き付けする場合は、電圧を調整できるパワーコントローラーなどで温度を低めに設定するようにしてください。

また、革の厚みが1mm以下の薄い場合は、焼き付けると革が縮んでしまうこともあるので注意が必要です。特に直接火で炙って使う直火式の場合は温度が高くなるので、できれば電気式の方が革・レザーへの焼印の場合はおすすめです。

本革ではない、PUや合成皮革においては焼き付けると溶けてしまうので焼印加工は基本的にはできません。

布・生地への焼印

布や生地への焼印

布のや生地においては焼印加工は可能ですが、シンプルなマークなどであればいいのですが、あまり細かいデザインは焼き付けてもわかりにくいのでお勧めできません。

比較的きれいに焼印が入りやすいのは、帆布などの目の詰まった布地になります。その他に、コーヒー豆や茶葉を入れる麻布への焼印で使われることもよくあります。

紙への焼印

紙や段ボールへの焼印

紙への焼印については、薄いものだと焼切れて穴が開いてしまうので、厚紙や段ボール素材であればきれいに焼印加工が可能です。

近年は梱包用の箱にシールではなく、焼印でロゴを付けたりして環境に配慮した取り組みでご利用される企業も増えてきています。

プラスティック・アクリルへの焼印

プラスティックやアクリルに焼印

プラスティックのような素材は基本的に焦がす焼印加工はできません。温度を調整して、溶かして型を付けるという加工であれば可能ですが、温度が高すぎると押し付けた際に縁が盛り上がり綺麗な仕上がりになりません。

まとめ

焼印加工ができるのは、基本的に「焦げる」素材になります。溶ける素材においては焼目が入らず焼印加工はできません。その代わり、型を付ける刻印加工であれば可能になります。変わった素材としては、石鹸やろうそく(キャンドル)への刻印などがあります。

希望している素材に焼印が入るのか不安という場合は、無料の試し押しサービスなどもございますので、是非ご活用下さい。

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