
焼印が汚れてきたら掃除した方がいいんでしょうか?

はい、印面が汚れていると焼き付けた際の仕上がりに影響するので、こまめにきれいにすることをお勧めします。
革や木材などへの焼印加工の場合はそれほど印面が汚れることはないのですが、食品に使う場合は焦げカスや油など表面や狭いところに汚れた付着しやすいので、定期的にきれいにしてください。
衛生面を考えても汚れが付いたままだと、食品への利用においてはよくありません。また、そのまま焼き付けてしまうと、うまく焼き付けができないこともあります。
ということで、今回は焼印のお手入れ方法についてご紹介させていただきます!
焼印のお手入れ道具
汚れた焼印を綺麗にするにもお掃除道具が必要です。特に印面を傷つけると焼き付け加工時に影響が出てしまうので、金属を傷つけないスポンジやブラシを用意してください。ホームセンターで一通りそろうかと思います!
スポンジは上記のようなものが使いやすくておすすめです。くれぐれも印面を傷つけないタイプのスポンジを選ぶようにしてください。
焼印のお掃除
1.まずは浸け置き
汚れの状態にもよりますが、こびりついた油分やタンパク汚れ、焦げカスなどを取れやすくするために、炭酸や重曹のクリーナーに焼印を浸けて汚れを取れやすくします。重曹などがなければ家庭用の食器用洗剤でもOKです。
10分程度浸けたら汚れが浮き上がってきますので、容器の中で真鍮ブラシを使って表面の大まかな汚れを取っていきます。細かいデザインの部分は隙間に汚れが詰まっているので、ブラシでは取りにくい場合は、つまようじを使って掻き出して汚れを取るようにしてください。
写真や素手で作業していますが、手荒れが気になる場合はゴム手袋をして作業してください。
2.スポンジを使って磨く
おおまかな汚れがとれたら、今度はスポンジを使って細かい部分も磨いていきます。スポンジは少し湿らせて表面や縁など丁寧に磨いていきましょう。
ときどき水で印面を洗い流して汚れの取れ具合を確認しながら、全体的にきれいになるまで作業を続けてください。
焼印のお手入れの仕上げ
しっかり磨いて焼印がキレイになったら、表面や隙間についている水分をふき取ってください。水分が残ったままにしておくと、真鍮の場合は錆が出てしまうことがあります。
最後の仕上げに、表面にサラダ油を塗り、コンロなどで軽く炙って油分をコーティングしてあげると錆びにくく、焼印加工した際に印面に焦げが付きにくくなります。
焼印加工後に毎回掃除をするというのは大変ですが、汚れが目立つ場合はこまめにお手入れをして、きれいな焼印加工ができるようにしてください。
汚れを放置しすぎるとこびり付いていくら磨いても取れなくなることもあります。こまめなメンテナンスで出来るだけ長く焼印を使えるようにしてくださいね!