焼印加工をした後の冷まし方や焼印のお手入れ方法

焼印の冷まし方

焼印をした後ってどうしたらいいの?

こちらも焼印についてよくいただくご質問です。たしかに普段何気なく使っている焼印ですが、初めての方にとっては、使った後どうするの?って思うかもしれません。

そこで、今回は「焼印を使ったあと」のご紹介します。

焼印を冷ます

焼印を置く

当たり前と言えばそうなのですが、まずは熱くなった焼印を冷ます必要があります。

モノを冷ます方法においてはいろいろあると思いますが、焼印を冷ますのは自然に冷めるのを待ちます。間違っても水に浸けたり、氷に付けたりして急激に冷ますことはやめてくださいね!急激に冷ますと焼印が変形したりする恐れがあるので。

電気式焼印の場合

半田ごてを使った電気式の場合は、まずコンセントからプラグを抜いてください。スイッチのあるタイプの半田ごての場合は、スイッチもOFFにしておいてください。

直火式焼印の場合

直火式の場合は、置台などに置いておけば自然と熱が下がってきます。間違ってもテーブルなどに直接おかないようにしてくださいね。焦げてしまいますので、必ず置台などに乗せて冷ますようにしてください。

【ワンポイント】
急ぎで冷ましたいときは、少し大きめの金属プレートの上に取り外した焼印をのせてみてください。冷たい金属が熱い焼印の熱を吸い取ってくれるので、自然に冷ますより早く冷ますことができます。焼印の冷やし方

 

焼印が冷めた後

焼印を取り出す

焼印は電気式で20~30分ほど、直火式の方で15分~20分ほどおいておくと粗熱が取れてきます。冷めた後は焼印を軸からとりはずします。

電気式の方は、半田ごての中に焼印取付用の軸が入っているのでそちらを取り出し、表面についているスス等をふき取ってください。これが残っていると、半田ごての内側に焼き付いて取れなくなってしまうことがあります。

直火式の場合は、印面の取り換えなどがない場合は、軸から取り外さなくても大丈夫です。

焼印のお手入れについて

焼印のお手入れ

焼印加工した後は、印面部分に焦げなどの汚れが付着しています。汚れたまま焼き付け作業をすると、きれいに仕上がらない原因にもなります。特に食品へ焼印加工をした後は、食材が隙間に入ったりすることも多いので、汚れなどはしっかり取り除くようにしてください。

食品の焦げカスなどが印面についている場合は、できれば熱い状態のときに真鍮ブラシで軽く表面をこすって焦げカスを取り除いてください。冷めると取れにくくなるので、熱いうちがおすすめです。

真鍮ブラシで取れない油分やたんぱく汚れなどは、重曹を溶かした水に30分ほど浸けてから、ブラシやスポンジでこすって汚れを取るようにしてください。重曹がなければ食器用洗剤でも大丈夫です。

金だわしやスチールウールのようなものでこすると表面に傷がついてしまうので、柔らかいブラシやスポンジ、激落ちくんなどのメラミンスポンジもいいかと思います。

お掃除した後は、しっかり水分をふき取ってください。特に真鍮製の焼印の場合は、水分が残ったままだと錆が出てしまうことがあります。

焼印のお手入れ方法
焼印加工をした後は表面や隙間に焦げカスなどが付着していることがあります。そのままにしておくと焼印加工した際の仕上がりが悪くなるので、使い終わったあとはお手入れをしてください。
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