オーダーメイドの焼印を作るには?焼印をオーダーするときのチェックポイント

オーダーメイドの焼印製作

オーダー焼印は基本的にはどんなデザインでも製作が可能です。かすれたようなデザインや細かい線の入ったデザインなどでも、製作自体は可能ですが、実際に焼印加工をした際に、きれいに焦げ目が入るかというとそうではございません。

そこで今回はオーダーメイドの焼印製作時に気を付けておくポイントをご紹介させていただきます。

オーダー焼印のポイント1 どんな素材に焼印をするのか?

まず焼印加工する素材がどのようなものかによっても、デザインが焼印に向いているかどうかが違ってきます。

同じ食品でも、卵焼きとどら焼きでは仕上がりが全然違ってきます。表面に凹凸が多くあったり、水分が多く含まれている食品の場合は、デザイン全体を綺麗に焼き付けるのが難しくなります。

ですので、卵焼きや食パンのような表面が滑らかではなく、凹凸が多い食品の場合は、シンプルなデザインの方がキレイに焼き目が入ります。細かいデザインでも焼き付けはできますが、素材に触れない部分が出て、デザイン全部を綺麗に見せることが難しくなります。

一方で、どら焼きや大判焼き、カステラのような表面が平らで凹凸も少ない食品であれば、細かいデザインでもキレイに焼き目を入れることができます。同じように、木材や革も比較的細かくても焼き目がキレイに入りやすい素材になります。

ただし、細かいデザインの場合は、押し付ける温度や押し付け時間を調節する必要があります。焼印はどうしても焼にじみが多少は起きてしまうので、押し付け時間が長くなるとその分焦げが滲んで細かい部分が焼つぶれてしまうことがあります。

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オーダー焼印のポイント2 デザインについて

焼印製作時のデザインについては、基本的に白黒のモノトーンにする必要があります。製作データをご入稿いただく際に、よくカラーや濃淡のあるデザインを入稿されることがあるのですが、そのままでは製作に進めません。

カラーのデザインの場合は、どこを焼き付けて(黒)、どこを焼き付けないか(白)を決めておく必要があります。濃淡のあるデザインも同じで、白黒にする部分をどうするかを事前に決めておくとデザインの打合せがスムーズにいきます。

次に手書きのイラストの場合ですが、線を濃くはっきり書くことが大切です。特にえんぴつなどで書いた場合は、かすれたような感じや途切れた部分があると上手く製作用のデータにできない場合があります。

デザインを描く場合は、できればボールペンや細めのサインペンなど、線がくっきり濃くなるもので描くようにしてください。それと、線と線のつなぎ目などに隙間が出ないようにしてください。基本的に手書きのものをそのままデータ化しますので、隙間がある場合は、データ化した際もその隙間がそのまま残ってしまいます。

もう一つ、写真を撮って入稿する場合は、できるだけ正面から影が入り込まないように撮影してください。斜めから撮った写真だと、そのままの形でデータ化されてしまいます。

オーダー焼印のデザインについて、不安があればお気軽にご相談下さい。

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オーダー焼印のポイント3 デザインのサイズについて

同じデザインでも、サイズを小さくすると隙間が狭くなって焼つぶれが起きてしまうことがあります。ですので、デザインが決まっても、サイズによっては少しデザインを見直さないといけない場合もあります。

また、焼印をする素材に対してどれくらいの大きさにするのか?というのも決めておく必要があります。

例えば、どら焼きに焼印をする場合は、一般的などら焼きのサイズは直径70mm程度ですが、ギリギリの大きさの焼印を作ってしまうと全体をうまく焼き付けることができません。

焼印をする素材に対して、ある程度余裕を持ったサイズ感にすることが大切です。

木材のような全体が平らで硬めの素材であれば、ギリギリのサイズでも大丈夫ですが、食品などの場合は全体が平らじゃなかったり、端の方が柔らかくなっていたりするため、上手く焼き付けることができないことがあります。

また、10cmを超えるような大きな焼印を作る際も注意が必要です。大きくなればその分重さも増えるのと、印面全体を綺麗に押し付けるのが難しくなります。また、電気式では温度が上がりきらないので、直接火で温める必要が出てきます。

オリジナル焼印の製作可能な大きさはどれくらい?
焼印と言えばそれほど大きなイメージはありませんが、どれくらいまでの大きさの焼印が作成可能なのでしょうか?焼印のサイズについてご紹介させていただきます。

オーダー焼印のポイント4 焼印の加熱方法について

焼印をする際に、電気で温めて使うのか、直接火で温めて使うのかで道具が異なります。焼印部分はどちらでも利用できるのですが、電気の場合は半田ごてをセットして利用し、直火の場合は、専用の持ち手を付けて利用します。

また、焼印加工をする場所によっては火が使えないという事もあるので、その場合は電気式で利用する必要があります。また、イベントなどで屋外で焼印をする場合は逆に電気が使えないので、直火での利用になります。

このように、利用シーンや利用場所によって使える、使えないがありますので、事前に確認をするようにしてください。

どちらでも可能な場合は、ご利用の目的や予算に合わせて選んでください。どちらを選べばいいのかわからない場合は、下記のページを参考にしたり、ご気軽にご相談下さい。

電気式焼印と直火式焼印の違いについて
食品や木材に焼印をする場合、半田ごてを使った電気式焼印にするか、直接火で炙る直火式焼印を選び必要がります。どちらがいいのか?それぞれの焼印加工におけるメリットとデメリットをご紹介。

オーダーメイドの焼印製作において、不安や疑問などございましたら、お気軽にご相談下さい。

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