希望のデザインで作りオリジナル焼印。そんな焼印を使って素材への焼き付け加工をする先に必要な、焼印加工道具はどんな種類があるのか?どれを選べばいいのか?
という事で、今回はオリジナル焼印を使うための焼印道具などのご紹介をさせていただきます。

半田ゴテを使った電気式焼印
電気式焼印は半田ごての先に専用の軸を取り付け、そこにオリジナル焼印を取り付けて使用します。半田ごてはコンセントに差し込むだけで温度が上がるので、手軽にご利用いただけます。
半田ごてと言ってもいくつか種類があり、オリジナル焼印の大きさに合わせた種類を選ぶ必要があります。
半田ごての種類と焼印の大きさ
60W~80W | Sサイズ |
100W | Mサイズ |
150W | M~Lサイズ |
300W | LL~XLサイズ |
半田ごての種類は焼印のサイズだけではなく、焼き付ける素材によっても変えた方がいい場合もあります。焼印本舗では、あらかじめサイズごとに半田ごてのセットにしていますが、状況により適切な半田ごてをセットにしてお届けさせていただいております。
こんな方におすすめ!
半田ごてを使って電気式の焼印は、温度が一定を保ってくれるので失敗が少なく、初めての焼印加工の方におすすめです。また、火を使わないので火災などの心配もございません。
✔オリジナル焼印を使った加工がはじめての方
✔安定した焼印加工をしたい方
直接火で炙る直火式焼印
直火式焼印は、その名の通り火でオリジナル焼印を直接炙って温める焼印加工になります。焼印の裏面に専用の持ち手棒を取り付け、コンロやバーナーなどで炙ってオリジナル焼印を温めます。それから、直接火で炙るので、温める時間は短くなりますがが、温度の管理が難しいので、慣れが必要です。
専用の持ち手棒は、先がまっすぐのストレート型と、先が曲がったL字型の2種類がございます。
ストレート型の持ち手棒
こちらは革や布、硬い木材への焼印加工におすすめです。まっすぐしっかり押し付けることができるので、硬めの素材でも、しっかり力を加えて印面全体を押し付けることができます。
焼印を押し付ける際のコツは、まっすぐ押し付けるより、印面の手前部分から奥に押し込むようにすると全体を綺麗に押し付けることができます。(印鑑を押すようなイメージです)
L字型の持ち手棒
こちらは先端が曲がっているので、食品などの柔らかい素材に焼印するのにおすすめです。食品は強く押し付けると素材自体がつぶれてしまったり、焼印の土台部分が付いて余分な焦げ目が入ることがあります。
ですので、先が曲がったタイプであれば、優しく素材に押し付けることができます。また、どら焼きやおまんじゅうなどを沢山並べた状態で焼き付ける際も、ポンポンと連続で焼き付ける際にも作業効率がよくなります。
こんな方におすすめ!
直火式焼印は温度調節などが難しく、少し熟練度が必要になります。仕上がりをあまり重視しないのあれば、コストは電気式に比べて安くなります。
✔焼印加工に慣れている方
✔コストを抑えて焼印をしたい方
ホットスタンプを使った焼印
ホットスタンプは細かい温度調節ができるので、素材に合わせた最適な温度で焼印加工が可能です。また、レバー操作による押し付けになるので、押し付け加減も一定にしやすいため仕上がりが安定します。
温度は最大350℃まで上げることができるので、革・食品・木材どの素材にも焼印加工が可能です。ただし、押し付ける素材のサイズが大きい場合は、支柱が邪魔になって希望の場所に押せない場合もあります。
こんな方におすすめ!
ホットスタンプでの焼印は、安定した仕上がりが可能なため、クオリティ重視の焼印をごぼうされる場合や大量生産にも向いております。また、同じ位置に押し付けることができるので、完成した品などへの焼印にもご利用いただけます。
✔安定した焼印加工をご希望の方
✔完成品への焼印加工をしたい方
焼印加工をする道具についてご紹介させていただきましたが、どれがいいのか悩んでしまったら、是非お気軽にご相談下さい。